【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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◆/4adlfiarI
[saga]
2022/04/16(土) 16:59:07.84 ID:2e26EyNmO
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「お待ちしておりました」
「……君か」
サトノダイヤモンドと共に会議室に入ると、シンボリルドルフが軽く一礼した。
「芹沢トレーナーのこととは聞いている。やはり君も噛んでいたか」
「ええ。どうぞ」
シンボリルドルフと向かい合って座る。いつもの温和な表情は、そこにはない。
「あの人がここに来た経緯は、シリウスシンボリから聞いている。私に彼のコントロールを頼みたいとも言ってきたが」
「ええ。彼の目的は10年前の復讐にあるのは、こちらも把握しています。無論、秋川理事長も。
それでも彼を呼び寄せたのは、反主流派への威嚇が一つ。それと……このトレセン学園の競争力強化に繋がると踏んだからです。そして、それを芹沢トレーナーも認識している」
「??どういうことだ」
サトノダイヤモンドが私を見た。
「私がこの件についてシンボリルドルフ会長やシリウスシンボリさんと協力しているのには、2つ理由があります。
まず、里見家……私の実家にとって、反主流派は商売敵のようなものであること。
そしてもう一つは、芹沢トレーナーが連れてきたブリュスクマンというウマ娘について、情報を持っているからです」
「……話が見えないな。そもそも、あのウマ娘は何者なんだ。香港にいたとは言ってたが」
「クラちゃん……私の親戚で、やはり香港に留学していた新入生がいます。彼女が一度も勝てなかったのがブリュスクマンさんです。
その後イギリスでもジュニアレースのタイトルを総ナメにしたと聞いてます。芹沢トレーナーの言う通り、世界最強のウマ娘の一人でしょうね」
シンボリルドルフが頷く。
「そう、芹沢トレーナーは私達に条件を突き付けてきたのです。『半年以内にブリュスクマンに勝てなければ、10年前の真相を全てばらまく』と。
要は、私達を、トレセン学園を試しているのです。『この10年間、進歩がないなら潰れてしまった方がマシだ』と」
私は腕を組んだ。なるほど、実力主義の芹沢さんらしいといえばらしい。
「コントロールを頼みたい、というのは芹沢さんの暴走を抑えるというだけでなく、『芹沢さんに勝てるウマ娘を育てろ』ということでもあるわけか」
「シリウスはブリュスクマンのことまで知らなかったとは思いますが。まあ、そういうことです」
「しかし、私の専門は短距離とマイルだ。速筋線維を鍛えるならいいが、ブリュスクマンの得意距離は」
サトノダイヤモンドが目を閉じる。
「中距離、ですね。長距離も走れるとは聞いてますが、強いのは2000〜2400」
「……なるほど。それでも私に頼むのは、私が芹沢さんのことをある程度知っている人間だからか」
「そういうことです」
「だが、ブリュスクマンを誰が倒す?新入生から候補を探すことにはなりそうだが」
・3の倍数「それには及びません」
・3の倍数以外「新入生でなくてもいいですが……」
・9の倍数かゾロ目「そう言うだろうと思いまして……」
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