【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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446: ◆/4adlfiarI[saga]
2022/03/20(日) 21:43:12.09 ID:Rzszyc7VO

「すごい量……というかこれって?」

カレンが細長く黒い物体を指差した。

「キクラゲだな。これもいいアクセントになる。じゃあ食おう「バックシーン!!!」」

すごい勢いでバクシンオーが食べ始めている。

「これはっ!しょっぱいですっ!!でもコクがあって……むぐっ、箸が、止まりません!!」

麺をリフトアップし、レンゲを使いながら野菜と位置を逆転させる。そして全体を混ぜた後、一気に太麺を啜り込んだ。


パシーンッッ!!!


ワイシャツのボタンが弾け飛んだ。……美味い。濃厚な二郎系ならではのスープに、醤油がしっかり絡んでいる。
普段のカネシ醤油とは違い、醤油そのものが強く主張する。そこにピリッとしたペッパーの刺激。
本家よりも、しょっぱさは感じない。いや、あるいはご飯の代わりを野菜がしているのか。野菜の甘さが、スープの強さを中和しているとでも言おうか。

「あっ!!……意外と、食べやすいです。それに、クドいかと思ったけど……飽きが来ないですね」

「はいっ!富山ブラックとは違うけど、これはこれで美味しいです!!でも、富山ブラックといえばご飯……」

「追い飯は頼めるぞ、無料で。……全部食べ切れるならだが」

「本当ですか!!じゃあ頼んじゃお♪」

キタサンブラックは上機嫌だ。しかし、このブラックデビルの問題は、ここからにある。
半分ほど食べたところで、やっと豚の頂上が顔を出した。そう、この豚は……

「ツァーッ!!?」

バクシンオーが奇声をあげた。箸には、巨大な豚のブロックがある。

「え……これって」

「『豚』ですよ。チャーシューに相当しますが、ここの豚はとにかくデカい。柔らかいし、脂多めなので実際食べる所は多くはないですが」

三田村嬢が顔を青くしている。一般女性客は普通の二郎系より多めの店だが、さすがにこれは刺激が強かっただろうか。

私も豚に取り掛かるとする。箸だけで千切れるほど、豚は柔らかく煮込まれている。噛むと脂がジュワッと広がった。このしょっぱいスープには、この脂がまたよく合う。
そしてクドくなった口内を、キクラゲで中和する。食感が違うのもいい箸休め。非常によく考えられた組み立てだ。

※三田村トレーナーは
01〜60 残した
61〜85 頑張って食べきった
86〜99 ごちそうさまです!
00 ???


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