【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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◆/4adlfiarI
[saga]
2022/03/13(日) 16:08:22.62 ID:/UN7t0AIO
キタサンブラックは肩を落とす。
「そうなんですか……」
「遅筋を鍛えるメニューを組んでやれなくはないが……申し訳ない。ステイヤー寄りなら、塩田……いや、三田村トレーナー辺りかな。よかったら紹介しよう」
塩田トレーナーの名前を出しかけてやめたのは、あのチームがあまりに個性派揃いだったからだ。
パーマーはともかく、ゴルシや海外留学中の「あの2人」は教育上あまりよろしくない。
「三田村トレーナーさんですね!分かりました!」
「キタちゃん、そろそろ行くよー」
栗色の髪の少女がキタサンブラックを呼んでいる。「ダイヤちゃんが呼んでるので、失礼しますね!」と彼女は去っていった。
「お兄ちゃん、よかったの?」
「適性が合ってないチームに入れさせるのも酷だろう。基本は個人の意志だ。お前こそ、随分と警戒してたが?」
「むう、まあそうだけどー」
「流石にそういう趣味は私にはないぞ」
「そういうのじゃなくて。お兄ちゃんが可愛がっていいのは、私だけだもん」
「私も結婚適齢期を過ぎかかってるのだがな……」
まあ、そもそもこの図体と風貌では、相手もいないか。苦笑しつつ、一度部屋に戻ることにした。
*
「キタちゃんの歓迎会をやりましょう!」
トレーニングが終わると、おもむろにバクシンオーが手を挙げてきた。
「歓迎会?」
「そうです!チームに入れずとも、トレセン学園でともに過ごす仲間!ならば学級委員長として、導いてあげるべきでしょう!」
「まあ、構わないが。今週末なら、いつも通りチートデイをやるから、その辺りだな。彼女の好物は聞いているか?」
「ハイッ!!『富山ブラック』というそうです!!」
「『富山ブラック』?」
レッグプレスを終えたカレンが、汗を拭きながら訊いてきた。
「富山のご当地ラーメンだ。醤油が利いていてしょっぱく、ご飯のおかずにもなるようなものだが……」
「何かあまり冴えない表情だね」
私は頷いた。
「はっきり言えば、東京、いや首都圏にマトモな富山ブラックの店は、ないのだ」
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