【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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149:名無しNIPPER[saga]
2022/01/22(土) 18:30:18.37 ID:fpZyINMJO

頭にパッと思い浮かんだのは二郎だ。だが、あれは人を選ぶ。特に女性の場合は。

「パーマー、何か好みは」

「……逃げたくなるようなのがいい」

「それはどういう」

彼女はうつむいて、言葉を返さない。これはなかなかに重症だな。

「バックシーン!」

大声と共に、バクシンオーが入ってきた。

「トレーナーさん!!見ましたか私の走り!!まさに学級委員長にふさわしい走りだったでしょう!!」

「あ、ああ。……来客中なのだが」

「や、ややっ!!これは失礼しました!!パーマーさんではありませんか!!こんにちは!!」

「…………」

パーマーはまた返事をしない。バクシンオーのこのテンションは、彼女にあまり良くないかもしれない。

「どうしたのですか!?」

「…………」

「バクシンオー、そっとしておいてやってはくれないかね」

「むむっ、そうですか、分かりました!!辛いものでも食べて、元気出してください!!」


…………ん?


「バクシンオー、今何と言った?」

「はいっ!!元気出してくださいと言いました!!」

「その前だ。辛いもの、と言ったかな」

「はいっ!!母は私が子供のころ、かけっこで負けた日にはいつもカレーライスを作ってくれましたので!!」

……カレー……そうでなくても辛いもの……しかも比較的食べやすい……


ここにするか。


「塩田トレーナー、明日の予定は」

「いや、ないが」

「一つ、元気を出してもらえそうな店を知ってます。そこに行くとしましょうか」




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