95:名無しNIPPER
2021/12/14(火) 13:27:41.23 ID:Uki0mIelO
激しく殴り合う、スコピオモンとスターモン。
そのダメージは、やはり成熟期であるスターモンの方が大きく、スターモンの外殻はどんどん砕けていく。
だが、スコピオモンはだんだんバテて来ているように見える。
ウッドモンにどんどん体液を吸われ、ブドウ糖や酸素が足りなくなってきているのだ。
スコピオモンは、再度ウッドモンの根を切断しようとハサミを繰り出すが…
「それだけはさせない」と言わんばかりに、ボロボロのスターモンがハサミを払いのける。
このまま戦えば、スターモンはもたないかもしれないが…
ウッドモンが、スコピオモンを仕留めるかもしれない。
レベル4の2体のデジモンが、下剋上を成し遂げ、レベル5のスコピオモンを仕留めるかもしれない。
そう思った矢先…突如、ウッドモンが吐血した。
そして、よろよろと体をふらつかせた。
…ウッドモンの足元に、大量のドクネモンが群がり、親譲りの毒針を突き刺していたのである。
兄弟を殺された怒りのこもった毒針は、ウッドモンへ麻痺毒を注入し、体を痺れさせた。
先に下剋上を成し遂げたのは、ドクネモン達だったのである。
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