941:名無しNIPPER
2023/06/21(水) 20:53:27.86 ID:JZWTPcqQo
我々は、事件の分析を試みた。
ゲレモンはともかく、スカモンはどう考えても自然発生したデジモンだとは考えれない。
スカモンは粘菌型デジモンだというのに、極めて流暢に人語を話した。
これは、デジモンまたは人間から、言語とコミュニケーションの高度なトレーニングを施されていると考えてよいだろう。
さらにスカモンは、ネットワーク回線を圧迫したり、データバンクをゲレモンに舐めさせたことを「崇高なる使命」と呼んだ。
これが自発的な行動であれば「使命」などという言葉は使わないだろう。
故に、スカモンが敬愛する何者かからの命令で動いていたと考えるべきだ。
そして、ゲレモン達はスカモンの命令に従い、鉄鋼会社のデータを「食べる」のではなく「コピー」していたのだと考えられる。
ネットワーク回線のトンネルの内壁が粘菌で埋め尽くされていたのは、ゲレモン達がコピーした情報を送るパスを専有するためだった…と考えれば筋は通る。
つまり、今回の事件は…
デジモンを利用したサイバー犯罪だ。
鉄鋼会社のデータを盗むことを目的にしていたのだ…という可能性が最も高い。
既存のセキュリティソフトでは、デジモンの侵入は防げない。
今後も同じ手口が使われるとしたらゾッとする。
研究所内では、「この事件を公表し、デジモンによるサイバー犯罪の対策を啓発すべきか?」と議論が行われた。
だが結局「公表しない」ことにした。
人類のIT技術では対策しきれない上に、むしろ犯行グループの広告となってしまい、デジモンを利用したハッカーが得をしてしまう可能性があるからだ。
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