862:名無しNIPPER
2023/06/19(月) 19:11:34.32 ID:EC071Ti6o
ずっと考えていてばかりでは、ゲレモンがどんどん増殖していくだけだ。
私は鉄鋼会社の情シス部門リーダーの合意を得て、例の作戦を開始した。
まずはゴミ箱の中のゴミデータを削除しよう…
削除を実行。
デジタル空間上では、ゴミ箱に向かってクレーンアームのようなものが近付いて来た。
あれでゴミ箱を運び、ゴミデータ焼却炉へ搬送するらしい。
しかし、ゲレモン達はなんと、クレーンアームがゴミ箱を掴むのを妨害した!
クレーンアームは、ゲレモン達の粘菌塊投げの集中砲火を受け、撤退していった。
やがて画面にメッセージが表示された。
「ゴミ箱のファイルがロックされています。完全に削除できません」
え…えええ!?
初手でいきなり出鼻をくじかれた。
作戦の最初の一歩が進めない!
これじゃゲレモンを誘き寄せられないぞ…
データマイニングで生成したキノコを投げようかとも考えたが…
ウジャウジャ巣食っているゲレモンをみんなおびき寄せるのには生産量が足りなさすぎる。
リーダーが苦い顔をしている。
「いきなり頓挫したぞ…ど、どうするんだ…。別の作戦を考えるか?」
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