583:名無しNIPPER
2022/03/25(金) 23:03:52.02 ID:a5jYl5HfO
我々は、一連の出来事に呆気にとられていた。
なぜここに、タスクモンがいるのか?
なぜこのタイミングで、突然襲いかかってきたのか。
やがて、研究員の一人は、恐るべき仮説を提唱した。
曰く…
あれら2体のタスクモン達は、かつて森林に適応できず、森にタマゴを残してサバンナへ退却していったタスクモン達と同一個体である。
だが、それが不自然だった。
自分の死すら恐れずにモノクロモンを仕留めようとする、あの異常な攻撃本能を持ったタスクモン達がだ。
木々が邪魔で体当たりがうまくできなかった…というだけで、おめおめとサバンナへ逃げ帰るものだろうか。
…いや、逃げたのではない。
タスクモンは、機が熟すのを待っていたのだ。
森林の環境へ適応するために。
タスクモン達は…
グレイモン、グラウモン、ティラノモンの卵を森林へ産み落とし、成長した彼らによって森林を焼き払わせた。
そうして森林を焼け野原にし、平原にすることで…
体当たり攻撃を存分に使える環境へ作り変えようとしたのだ。
この森林のあった場所へ適応し、この地の支配者となるために。
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