574:名無しNIPPER
2022/03/25(金) 22:23:06.04 ID:a5jYl5HfO
だが、ブロッサモンも負けていない。
火炎放射を大量の蔓で防御しながら、蔓の壁の内側に攻撃翌用の蔓を仕込んでいたのだ。
火炎放射が止んだ瞬間、防御に使った蔓の壁の中から、攻撃翌用の蔓を伸ばし、恐竜デジモン達の隙をついて攻撃した。
しばらくの間、戦況は五分五分だったが…
ブロッサモンが放った蔓の攻撃が、ティラノモンの喉を真横に切り裂いた。
ティラノモンは、喉の裂け目から夥しい量の血飛沫と火炎を噴射しながら、ブロッサモンの上に倒れ込んだ。
恐竜デジモン達は、だんだん火炎放射の威力が衰えてきている。
炎を吐くのに必要なエネルギーが尽きかけているようだ。
それに加えて、ティラノモンは喉を切り裂かれて倒れた。
ゆえに波状攻撃のペースは遅くならざるを得ない。
不動のジャガモンの目前で戦うブロッサモンは、己の優勢を悟ったのか、口を歪ませて笑みを浮かべた。
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