研究員「安価でデジモンを進化させる」
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333:名無しNIPPER
2021/12/23(木) 19:44:02.83 ID:MpZBmipvO
現在、メインPCはデータマイニングソフトの出力データをゴミ箱へ送り続けている状態である。

そして、ゴミ箱に潜んでいる何かは、ほぼ間違いなくデジモンだということが分かっている。

それは何故か…?



数日前、研究メンバーの一人がこう言った。
「ウィルスだかデジモンだか知らないが、電源をシャットダウンしてコンセントを抜けば活動停止するのではないか」と。

実際、>>182で報告したピチモンを使った実験では、電源を切っている間、ピチモンはハードディスク内のデジタケを食べないことが確認された。

その考えに基づき、ゴミ箱箱のデジモンが対処不能ほど成長したり繁殖したりしないように、我々は一度、パソコンの電源を落としたのである。


数時間後に再度起動して、ゴミ箱の中身を確認したところ…
なんと、電源が切られていたにも関わらず、ゴミ箱の中身のデータ容量が減っていた。
活動は止まらなかったのだ。

このまま電源を落としていたら、やがてゴミ箱の中身どころかPC内のデータを全て食い尽くされてしまう可能性があったため、やむを得ず電源を入れたままデータマイニングを続けているのである。


…この一件から、我々は新たな知見を得た。
デジモンは、「コンピューターの中」ではなく「デジタル情報の中」にいる動物であり、質量の増減無しでゼロイチのビット情報を書き換えられる記録媒体の中なら、どこででも活動できるのかもしれない…ということだ。
極論を言えば、ソロバンの中や、楔形文字が刻まれた粘土板の中ですら活動できる可能性すらある。

ピチモンがデジタケを食べなかったのは、電源の入っていない状態で磁気ディスクの磁気を書き換えられる程の力を持っていなかったからか…
あるいは、夜が来たと思って単に眠っていただけなのかもしれない。


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