139:名無しNIPPER
2021/12/15(水) 21:21:29.01 ID:hqkqDBd6O
ディノヒューモンは強かった。
その大きな農具で、土地を耕し、種子を収集し、外敵を打ち払って、作物を育む。
ベタモンの頃よりも、遥かに農耕の能率は上がっていた。
ディノヒューモンの面白い点は、彼にとって農耕は作物を得るための「手段」ではなく、それ自体が「目的」なのである。
つまりディノヒューモンは、園芸を楽しむついでに、食えそうな部分があったらそれを食っているだけである。
故にディノヒューモンの農園には、大して可食部位のない植物もたくさん生えていた。
だが、ディノヒューモンはそれを見て落胆したりはしない。
それが成長するのをただ楽しんでいた。
…やがて、ディノヒューモン農園は、どんどん面積を増加していった。
988Res/455.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20