クシャナ6才「なあ、くわとろ」クロトワ「小官の名前はクワトロです」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/12/10(金) 22:40:55.67 ID:8DyIEbvfO
「しかし殿下は流石ですな。味方艦がやられても眉ひとつ動かさないとは」
「そんなことはない。手塩にかけた精鋭だ」
「……そんな連中を作る予定で?」
「ろりこんにはこまらないからなー!」
「……怖や怖や」

身震いしつつも楽しみだった。自分も将来その精鋭部隊に取り立てて貰えれば、出世の道も拓けるかも知れない。未来の重装騎兵団。

「そろそろ腐海なので帰りますぜ」
「くろとわー」
「なんですか?」
「ふかいをやくにはどうしたらいい?」

腐海を焼くには、焼夷弾では埒があかない。

「巨神兵でも起こす他ありますまい」
「巨神兵か……彼奴はどこに眠っている?」
「さて……寝ているにしても地中でしょう」
「私はペジテが怪しいと睨んでいる」

この幼女。軍の最高機密を知っているのか。

「いずれ、我が物としてくれよう」
「扱いこなせますかな?」
「扱うのではない。使うのだ。道具として」

クシャナはまだ6才。幼女の彼女の身体には痛ましい傷跡が刻まれている。腐海の蟲たちへの復讐心。そしてトルメキアの王家の血を引く彼女の母親に毒を盛った政敵への憎しみが、巨神兵を使うことすらも厭わぬ動機だ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
11Res/9.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice