離島の最強は、勇者と共に
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5: ◆rBZosM0CJQ[sage]
2021/12/05(日) 15:49:43.42 ID:7MChFvx70


傭兵「仮にお前が勇者の娘だとして、だ。これは百歩譲って信じても良い。勇者の一行に入れてもらえるのは名誉でもある。何かを成し遂げたいなら好きにすれば良い」


女「う、うん...?」


傭兵「問題はここからだ。俺が傭兵なのはわかってるよな?」


女「そりゃ......うん」


傭兵「わからないか?金だよ、金。いくら勇者の娘だって、家出してきたんなら金はそんなに無いだろう」


女「うっ...それはそうだけど。でも仲間っていうのは...」


傭兵「馬鹿かお前は。俺は名誉なんて肩書きに興味は無いし、その日の日銭があれば十分。勇者の娘、勇者一行という名誉だけで俺が動くとでも思ったか?俺を雇いたいなら一日5000ゴールドだ」


女「ご、5000!?ちょっとそれは...」


傭兵「だろうな。じゃあ話は終わりだ、失せろ」


女「うぅ...そんなぁ...」


「そこのお嬢さん、ちょっと良いかな?」


女「...?」


「申し訳ない。盗み聞きするつもりは無かったんじゃが、聞こえてきてしまっての。おっと自己紹介が遅れました、私は爺。少し遠い離島に住んでおります」


女「は、はあ...」




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