離島の最強は、勇者と共に
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3: ◆rBZosM0CJQ[sage]
2021/12/05(日) 14:03:45.40 ID:7MChFvx70


店主「逃げ出してきたのか嬢ちゃんは」


女「うん。だからお母さんとお父さんみたいに冒険がしてみたい。何もしてない私を持て囃すなら、何かを成し遂げた私を褒めてほしい」


店主「偉いじゃねぇか嬢ちゃん。大抵、親の後光が強い奴は嬢ちゃんみたいに強くねぇ、押し潰されちまう奴が多い。でも嬢ちゃんは何かを成し遂げようってんだからな、良い気前だ」


女「えっへへ。でもね、世界はビックリするくらい平和でしょ。そんな中で私に出来ることってあるのかな」


店主「魔族は滅んでも魔物は居るしな。そんな事は無いんじゃないか」


女「魔物...かぁ」


店主「言いたい事はわからなくもねぇが、魔物の被害は小さいとはいえ続いてるんだ。困ってる人を助けるのも勇者の仕事じゃないのか?」


女「そんな事言われたら何も言えないけど...」


店主「それで、何処から来たんだ?見慣れない格好はしてるは思ったが」


女「勇国からだよ」


店主「へぇ、勇国......えっ...まさか中央のあの?」


店主(勇国って言ったら...先の戦争で作られた中央大陸の...通称『勇者の街』)


女「そうだけど。何?あたしなんか変なこと言った?」


店主「い、いや...嬢ちゃんもしかして、本当に勇者の娘なのかい?」


女「だからそう言ってるでしょ!信じてなかったの?」ドンッ


店主「いやぁだって、勇者の娘が真っ昼間っから酒場って...信じろって方が無理あんぜ。大体嬢ちゃん歳はいくつだ?」


女「17だけど...べっつに酒場くらい良いでしょ」


店主「俺は気にしねぇけどよ、知ってる奴に見られたらマズくないか?」


女「平気ですよ〜だ。あいつらはどうせ勇国からは出てこないし。置き手紙もしたから大丈夫
!」


店主「そういうもんかねぇ。話はわかったけどよ、じゃあ嬢ちゃんはここに何しに来たんだ?」


女「あ、そうそう。すっかり忘れてた。店主さん、ここいらで腕の立つ傭兵とか冒険者とか知らない?私仲間を探しに来たの」




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