【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 14巡目
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79: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/11/27(土) 22:35:04.67 ID:WIA32eqF0
それじゃあ安静にしててくださいね! し、しっかり寝てくださいね! な、何かあったら呼んでくださいね!

……何か滅茶苦茶ドロシーさんに心配された。夜ご飯も自分で食べれるのにあーんで食べさせてもらったし……ちょっとユウナが怖かった。

ワイズ「……」

窓を見ると外はもう暗くて、夜の冷たい風が入ってくる……

……僕のあの選択は絶対に間違いじゃない。だって、僕があの時ビームを打たなかったらドロシーさんは――。

まあ、そのせいで街の一画がとんでもないことになっちゃったらしいけど……大丈夫かな。死人は……いやいるなぁ。しょっぱなセリューさんが食べてたし。

もしかして請求書が僕に送られてきたりして……やだなぁそれは。

ワイズ「はぁ」

ベルフェ「へい少年、どうしたんだよそんな溜息なんてついて」

ワイズ「うわぁああああああああああああああ!?!?!?!?」

先ほどまでそこの窓には誰も居なかったはずなのに。確かにベルフェがそこにいた。窓際に座ってニヤニヤ笑いながらこっちを見てた。

ワイズ「――お、お帰りベルフェ。何処行ってたの? ユウナとかドロシーさんにベルフェのこと聞いても何にも答えてくれなくて……」

ベルフェ「あー、ベルフェ様嫌われちゃったんだよねー。悲しいぜほんと」

ワイズ「いやそれ絶対ベルフェが悪い奴じゃん……わかんないけど。謝ったほうが――あ、いや、何でもないです」

自分から謝らないだろうなぁ……ベルフェ。

ベルフェ「なははははは、いやまあセリューがお前を襲ったの私のせいだよーって言ったら斬り殺されかけただけだよ」

ワイズ「はぁああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!」

ベルフェ「おおおおーっと! 静かに静かに。誰か来ちゃうかもだろ?」

むぐぅ、と手の平で口を塞がれてしまった……んぐんぐ。

ワイズ「ぷはっ……。はぁ、いやなんで? なんでそんなことなった? 僕を殺すなら自分で殺すタイプでしょベルフェ」

ベルフェ「まあ色々あったんだよ色々。まあその話はどうでも良くてだな、いやどうでもは良くない。お前にも十分関係がある話だからだ」

――セリューが砂国に捕まった。

ワイズ「……はい?」


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