タツマキ「この私こそが、正義よね」サイタマ「はは。完全にヤベー奴だな」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/24(水) 23:26:45.71 ID:85wXS3rNO
「アンタは何のために戦うの……?」
「理由なんて考えたことねーな」

漂白された月をまた眺めながら彼はふと思いついたようにこちらに顔を向けて、訊ねた。

「月は黒いより白いほうが好きだろ?」
「そりゃ、そうだけど……」
「なら、それが俺の戦う理由だ」

まるで、私だけのヒーローみたいで素敵だ。

「ねえ、サイタマ」
「なんだ?」
「たとえば、今回みたいに沢山の怪人が現れて、その中には怪人に感化されて同調してしまった一般人が居て、このままだと世界全てが悪に染まってしまいそうになったら、アンタはどうする? 世の中全てを敵に回す?」

私がいくら考えても結論を出せない問題をぶつけると、サイタマはマントを靡かせて。

「正しさなんて多数決では決まらないだろ」

何も考えてないような顔をして、断言する。

「納得出来ないなら、とことん戦うだけだ」

彼が納得することが正しさ。しっくりきた。


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