高須竜児「はあ……上手くいかねーな」櫛枝実乃梨「いかねーなぁ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/22(月) 23:22:48.55 ID:6mZc0Ia/O
「いるんじゃねーの」
「え?」

夏の星空の下で、彼は私の願望を肯定した。

「居てもおかしくない。居ないとおかしい」
「高須、くん……?」

本当に本心からそう言っているのだろうか。
夢みがちな私に合わせてくれているだけではないのか。そんな風に疑う自分が大嫌いだ。

「幽霊は居るし、宇宙人も居る。未来人や異世界人だって居るだろうよ。間違いないね」
「ど、どうして断言出来るの……?」

いくらなんでも調子が良すぎる彼の物言いに思わず疑問を口にすると、彼はこう諭した。

「だって存在を否定出来ないだろ。完全に居ないって証明することは出来ない。だからほんの少しだけ可能性は残る。それで充分だ」

たとえ1%未満の可能性でも彼は蔑ろにしないのだ。それが高須竜児という男で、だからこそ私は彼のことを好きになった。大好きだ。


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