勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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949:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 19:28:28.53 ID:KpvTj3yS0
『簡易前哨基地』
ザワザワ
女海賊「へぇ?オークロードはあの重装射撃砲より長い射程で石投げて来るんだ?」
レンジャー「向こうは移動しながら投げて来る…こちらは固定しなければならない」
女海賊「そりゃ勝ち目無いね」
レンジャー「動く標的には命中精度がなかなか出ないが停止しているキラーマシンなら撃破出来るんだ」
女海賊「なるほど…ほんでトロッコに乗せて遠距離から狙うんだね」
アサシン「だが今は地下線路の浸水でエド・モント砦へはトロッコで進めないのだ」
女海賊「逆に言うと向こうもこっちに来られないんだよね?」
アサシン「いや…泳ぎなら来られる…実際ヘルハウンドの群れが渡って来ている」
女海賊「マジか…」
レンジャー「ヘルハウンド程度なら小隊で対処出来る…水が引かない限り当面は現状維持だ」
女海賊「雨が全然止まないっぽいよ…もう何日降りっ放しなんだろう」
レンジャー「しかしお前…相当な機械フェチだな?」
女海賊「そりゃもう!!これ見て!!」スチャ
レンジャー「俺達の武器を真似たか?」
女海賊「ヌフフ…その上を行くから…見てて?」
バシュン! バシュン! パーン! パーン!
レンジャー「特殊弾が破裂?」
女海賊「飛距離は通常のクロスボウと同じ…着弾で火薬が破裂する仕掛けさ」
レンジャー「おぉ!!」
女海賊「ただ難点が特殊弾を量産出来ない…まぁ私専用だよ」
レンジャー「さすが白狼の一党…こうも簡単に新型兵器を作って来るとは…」
女海賊「これ使って私等はエド・モント砦を上空から攻める計画してるんだ」
レンジャー「何?もしかして例の高機動の気球がハテノ村に有るのか?」
女海賊「あれ?聞いて無かった?重装の気球2台と高機動のが1台…あとドワーフの気球も来てる筈」
レンジャー「そういう事は早く言って欲しかった…そうか地下から攻める一択では無いか…」
女海賊「なんかアンタいつの間に私らの仲間みたいになっちゃってんの?」
レンジャー「今は人間対機械と魔物の戦いになっている…争っている場合では無い」
女海賊「あんた賢いね…そういう事だよ」
レンジャー「よしこうしよう…地下の水が引けるまでの間俺達は地下の安全確保に努める」
女海賊「ふむ…ほんで?」
レンジャー「その間お前達は上空から降下出来る算段を計画してくれ…その際俺達の隊も上空に加わる」
女海賊「上空と地下の2方面から攻めるって事?」
レンジャー「地下線路は避難路だ…主力が上空から行く」
女海賊「なる…ちっとお姉ぇにその話してくるわ」
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