勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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717:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 18:29:21.39 ID:c2KZAoSz0
『埋まった飛空艇』


ザック ザック


商人「おーい!!気球で少し持ち上げてぇぇ!!」

ローグ「あいさー!!」


グググ ズズズズ


商人「少し横にぃぃ!!」

ローグ「へ〜い!!」ズズズズ

商人「今の状態で待機ぃぃ!!」

ローグ「はいなー!!」

商人「さて…余分な砂を落としてこのまま運びたい所だけど…」

アサシン「商人…見てみろ」ユビサシ

商人「ハッ!!ホムンクルス…」

アサシン「この機械の犬はホムンクルスなのか?」

商人「そうさ…僕が機械の犬にホムンクルスの超高度AIを搭載したんだ…」

アサシン「どう見る?クジラとどうやって意思疎通したと思う?なぜクジラに抱かれている?」

商人「犬笛が首にぶら下がって…そうか音だ…音を使ってクジラの言葉を発する事が出来たんだ」

アサシン「つまりクジラに飛空艇を守って貰った訳か」

商人「そうだね…でもホムンクルスの超高度AIは数年でエネルギー切れを起こした」

アサシン「クジラは友人が死んだと思ったわけだな?…そして抱いたまま此処に…」

アサシン「私はな…どうも海の生物と何かの縁を感じる…不思議なのだがこの状況に強く心を打たれる」

商人「これ明らかに死んでも守ると言う姿だよね?」

アサシン「うむ…」

商人「未来君の壁画に描かれて居たクジラ…もしかして数百年を超えた再会だったのかもね」

アサシン「海の中にも語り継がれない物語がある…そういう事か…」

商人「なんか弔いが必要に思えて来た」

アサシン「海に返すか?」

商人「どうすれば弔えるだろう…命を懸けて守ったのだからずっと一緒にした方が良い気もする…」

アサシン「私達の仲間に加えるのはどうだ?」

商人「え?どうやって?」

アサシン「守って貰うのだ…死しても尚守る…本望では無いだろうか…」

商人「骨を持って帰って材料にするのか…悪い案じゃない」

アサシン「お前もホムンクルスをここに置いて行く気も無いのだろう?なら一緒に連れて行くべきだ」

商人「ふむ…そうだね…よし!クジラの骨も残さず全部運ぼう」



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