勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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676:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 17:47:02.50 ID:c2KZAoSz0
『夜』


ザザー ザブン


情報屋「ふぅ…やっと子供達寝たわ」

商人「面倒見…大変だったね」

情報屋「大きな子が殆どやってくれるけれど迷子になる子がどうしても居てね」

商人「みんな楽しめていたかい?」

情報屋「そうね…お金無くしたり色々あったけれど」

商人「ハハ精々30銀貨でしょ?僕は今日だけで30金貨ほど使ったよ…」

情報屋「エリクサーを買ったのでしょう?仕方ないわ」

商人「まぁリカオンを危険に晒した事を思えば安いか」

狼女「ああ!!そうだ…睡眠魔法を使った人」

商人「見たのかい?」

狼女「無詠唱だったんだよ…いきなり周りの人がフラフラ倒れて…」

情報屋「それはまどろみの杖で間違いなさそうね…」

商人「やっぱり公爵の線が強いね」

狼女「これアサシンに報告する重要な情報になりそう」

商人「変化の杖で姿を変えながら割と能動的に動いている感じだね」

狼女「多分…日数から考えて明日くらいに此処に来ててもおかしくない」

商人「…という事は子供達を人目に晒すのは僕達の行動を晒しているのと同じだなぁ」

情報屋「本当に厄介ね…」

商人「そこら辺も今晩女狐に話してみる」

情報屋「今晩?どういう話に?」

商人「彼女はセントラル側の諜報員という立場になっててね…簡単に情報交換出来ないのさ」

情報屋「酒場じゃない場所で会う訳ね」

商人「うん…どうもリカオンと相性も悪いみたいでね…まだ話を聞き出せてない」

狼女「あっちが私の事下に見てるんだよ!!」

商人「まぁまぁまぁ…実力は君の方が上なのは分かってる…耳も鼻も利くし戦闘もこなす」

狼女「…」

商人「2人が噛み合えばベストなんだけどね」

情報屋「私も会いに行って良いかしら?」

商人「僕とリカオンで会う話になっていたんだけど…どうかな?」

狼女「別に良いんじゃない?見知った顔なんだし」

情報屋「あぁ…やっぱり止めて置くわ…人数多いと他に怪しむ人が出て来るかもしれない」

商人「そうかい?」

情報屋「私も盗賊ギルドに居たから分かるのよ…予定変更されると面倒事に発展しやすいの」

商人「そうなんだ?まぁ…話は後で全部教えてあげるよ」

情報屋「わかったわ」


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