勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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668:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 17:40:50.14 ID:c2KZAoSz0
『船首』


カキカキ


商人「んぁぁ…音だけの情報で場所の特定なんか出来る訳無いか」

狼女「季節が変わればもう少し違った音も聞こえるかもしれないよ」

情報屋「そこは大陸だとか島だとか…そういうのは判断できないの?」

狼女「生き物の音がもう少し聞こえればもしかしたら判断出来るかも」

商人「今分かるのは恐らく南の大陸の何処か…北の大陸は雪が深いから」

情報屋「外海の側だともっと分からないわね」

商人「海に落ちて漂着したと考えるとある程度絞られる…」

情報屋「船乗りさんにも意見を聞いて来るわ…地図持っていくわね」タッタッタ

狼女「貝殻の音を聞いてるのは心地良い…良い暇つぶしだよ」

商人「なにか気付いたら又教えて」



『船長室』


海図をやすやす人に見せる物では無いんだが…


船乗り「ほーう?その地図は外海の側まで陸地を描いて居るのか…ふむ」

情報屋「交換条件でどう?」

船乗り「よし分かった!!貸してみろ…俺が知って居る範囲で海流を書き込んでやる」

情報屋「助かるわ…」

船乗り「季節によって変わるんだが…」

情報屋「全部知りたいわ」

船乗り「地図一枚では書き表せんな」

情報屋「じゃぁ新しく海図を起こすわ」

船乗り「それが良い…出来たら又持って来てくれ」

情報屋「分かったわ」

船乗り「それから今日は海が時化るから船室の中に入る様に伝えてくれ…測量の邪魔になるから船首に出るなともな」

情報屋「あぁ…邪魔になって居たのね…伝えておくわ」



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