勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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651:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 17:18:31.54 ID:c2KZAoSz0
『隠し部屋』
うぅぅ…ぅぅぅ…
影武者「うっ…くぅぅぅ…」ギュゥゥゥ
商人「影武者…気持ちは分かる…でも変な考えは起こさない様に」
影武者「は…はい…」ポロポロ
商人「まさか僕達が孤児たちを売っている立場になって居たなんてね…僕も腹が収まらない」グググ
情報屋「この事実を知って居る人はどの位居るの?」
商人「さぁね?少なくとも君の息子はある程度知ってる筈…だから大人の言う事を一切聞かなくなった」
情報屋「私があの子の友達を政府に売っていると思われて居たのね…」
商人「…」
商人「影武者…君はギャング達へのパイプ役として重要な立ち位置になっているのは自覚してるね?」
影武者「はい…」
商人「孤児院が無くなった後に政府はどう動くか予測出来るかい?」
影武者「ギャングの子供を拉致…」
情報屋「ちょっと待って…地下で生活してるギャング達も一緒に移送しましょう…ガレオン船なら乗れる筈…」
商人「それは多分無理さ…彼らは大人と戦ってるんだ…言う事聞く訳無い」
情報屋「無理やりにでも…」
商人「ダメだよそれでは…彼らの事をもっと尊重しなきゃダメだ」
情報屋「放置してるとギャングの子供達もキラーマシンにされてしまう…そんなの放って置けない」
商人「影武者…君がキーマンになる…僕のお金は自由に使って貰って構わない…分かるね?」
情報屋「どうする気?」
商人「戦うんだよ…自分の身は自分で守れる様に武器と…場所と…資金を上手く支援出来れば良い」
情報屋「まだ子供なのよ?」
商人「そんなだから君の息子は離れて行ってしまったんだ…認めてあげよう」
情報屋「…」
商人「影武者…君に掛かってる…上手くギャング達を導いてあげるんだ」
影武者「分かりました…」
商人「そうそう…くれぐれもキラーマシン改から友達を救う様な動きはさせない様に」
影武者「…」グググ
商人「その役は僕達大人がキッチリと片を付ける…それまで我慢するんだ」
影武者「はい…」
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