勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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607:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 16:39:32.93 ID:c2KZAoSz0
『外海上空』
ビョーーーウ バサバサ
女海賊「とりあえず進路は西!!」
盗賊「まともな地図も海図も無いんだが大丈夫か?」
女海賊「このまま明日の夜明けまで飛んでそっからミツバチに案内させりゃ良いんじゃない?」
盗賊「まぁ食い物には困らん様だから良いっちゃ良いわな…水だけ上手く雨水に有り着けりゃ良い」
女海賊「てかさ?なんで皆外海出るの避けるん?」
盗賊「誰も帰って来ないからだろう」
女海賊「そもそもなんでそんな事になる?やっぱ海に穴が開いてんのかな?」
盗賊「さぁな?てか俺らも戻れんかも知れんぞ?」
女海賊「引き返せば良いだけだから信じらんないんだよね…戻るのなんか簡単じゃん」
盗賊「みんなそう言いながら帰って来ない訳よ」
女海賊「まぁ良いや…ちっと作り物するから飛空艇の操舵変わって」
盗賊「おう!…何作るんだ?」
女海賊「ミスリルの筒がまだ少し余ってるからホムちゃん用の笛作る」
盗賊「機械の犬じゃ吹けんだろ」
女海賊「魔石あったじゃん?風の魔石で音が出る様に細工する」
盗賊「なるほど…」
女海賊「これでホムちゃんの表現も一つ増えるんだよ」トンテンカン グリグリ
ピィィィ
女海賊「音が出る様にするのなんか簡単なんだ…これに風の魔石を嵌めて…」カチャカチャ
盗賊「犬笛って奴だな」
女海賊「そそ!こいつに嚙みつけば音が出るのさ」
女海賊「ホムちゃんおいで!これ骨だと思って噛みついてみて?」
機械の犬「ワン!」トコトコ ハム
女海賊「もうちょい強く噛める?」
ピィィィ
女海賊「おけおけ!!よっし…骨の形にもうちょい加工する」ガリガリ シュッシュ
盗賊「ヌハハこれで立派な番犬になれるな?」
女海賊「一応魔除けの効果あるからね」
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