勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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592:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 16:28:37.61 ID:c2KZAoSz0
『屋敷』


カッコーン チョロチョロ


魔女「これは又風流な庭園じゃな…」

女王「ここでお寛ぎください」

盗賊「俺らあんまり長居する気は無いんだ」

女王「どういったご用件で尋ねて来られたのでしょう?」

魔女「話は長くなるのじゃが…わらわ達は勇者らの足取りを追っておってな?」

女王「はい…」

魔女「どうやら700年前にこの地へ来て居る様なのじゃ」

女王「700年前?」ハテ?

盗賊「簡単に言うとな?祭事に使う祠があんだろ?…そこを調べたいんだよ」

女王「龍神を奉る祠の事ですね?」

魔女「壁画の話から聞かせた方が良さそうじゃな…実はのぅ…シン・リーンで発掘された壁画は…」


カクカク シカジカ

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魔女「…という訳でフィン・イッシュに有った壁画がシン・リーンへ持ち込まれた様なのじゃ」

女海賊「これが壁画を写した書物だよ」パラパラ

女王「ハッ!!龍神も描かれて居ますね…」

魔女「なぬ!?」

女王「眼の沢山あるヘビの様な生き物は龍神様です」

女海賊「ワームじゃ無いのか…」

女王「祠を守っていたと言われる龍神が居なくなった謎が解けるかも知れませんね」

女海賊「それっていつの話?」

女王「700年前にフィン・イッシュを流る川に姿を変えたと言い伝えられて居ます」

女海賊「時期がピッタリ合うね…その後何処に行ったのか調べたいのさ」

女王「祠で何か分かるのであれば調査しても構いませんよ?…只何も怪しい物は見当たりませんが…」

盗賊「祠の中をちっと見た事が在るんだが一番奥に祭壇があったろ?」

女王「そうですね…それ以外には石造がいくつかある位しか…」

盗賊「そこを調べたいんだ」

女王「私は行く事が出来ませんので忍びのくノ一に案内させましょう」

盗賊「そら助かる」

女王「リザードマンも多く潜んで居ますので警護に近衛侍も連れて行くと良いでしょう」

魔女「早速じゃが日が落ちる前に調べる寄って主は静養して居るのじゃ」

女王「…体調が万全なら私もご一緒したかったです」

女海賊「何か有ったら全部教えてあげるよ」

女王「はい…お願いします…ずっと横になって居ると退屈な物でして…」

盗賊「じゃぁ行って来るな?」スック




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