勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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541:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 15:55:46.96 ID:c2KZAoSz0
ドゥルルン〜♪
吟遊詩人「神の住む国ニルヤカナヤ〜♪死者の魂が〜帰る安住の理想郷〜♪オホツガグラに呼ばれ〜♪」
盗賊「あの吟遊詩人はすっかりここに定着した様だな?」グビ
情報屋「女王のお気に入りだそうよ?」
盗賊「お前は酒飲まんのか?俺が払ってやるが…」
情報屋「お酒は遠慮しておくわ…」
盗賊「詰まんねぇなぁ…おい商人!代わりにお前が飲め」
商人「朝まで付き合わされるのはもうゴメンだよ」
吟遊詩人「皆さんお揃いで…」
盗賊「よう!兄ちゃん!!稼いでっか?」
吟遊詩人「お陰様で…ところで皆さんに最近のホットな話題をと思いまして…」
盗賊「ほう?何よ?」
吟遊詩人「髭男爵が冒険者を募っているのは御存じで?」
盗賊「噂で聞いたぐらいだな…外海を航海するとか聞いたが?」
吟遊詩人「その行き先がさっき僕が歌って居たニルヤカナヤなんですよ」
情報屋「ニルヤカナヤ…もしかしてニライカナイでは無くて?」
吟遊詩人「今の言葉だとそうなるのでしょうかね?」
盗賊「何が在るのか知ってるか?」
吟遊詩人「それがホットな話題なんです…黄金が眠って居るとか」
盗賊「なんだ只の黄金か…あんま興味無ぇなぁ…」
吟遊詩人「ハハそうでしたか…今冒険者たちはその噂で持ちきりな物だったので」
商人「場所は分かってるのかな?海図とか航路が分からないと帰って来れない」
吟遊詩人「さぁ?僕は伝説の諸事詩しか知らないでの何とも…」
情報屋「昔フィン・イッシュは黄金郷と呼ばれて居たけど黄金を何処かに隠したと言う伝説は知ってる」
商人「じゃぁそのニルヤカナヤに隠したっていう可能性は在りそうだ」
盗賊「黄金なんか手に入れてもなぁ…」グビ
情報屋「あれ?そういえば未来君の壁画に黄金らしき物が記されて…」
盗賊「なぬ!?」
商人「おっとぉ!!?」
吟遊詩人「諸事詩では黄金の他に時の砂で時間を巻き戻すというフレーズもあるんですよ」
商人「時間を巻き戻す…帰ろうとしたとも解釈出来るな…」
情報屋「ちょっと…城に戻って壁画を見直してくる」スック タッタッタ
盗賊「おい吟遊詩人…もうちっと詳しく教えてくれ」
吟遊詩人「あぁ良かった!皆さんに興味を持ってもらえて…」
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