勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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506:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/28(日) 16:10:26.06 ID:rXZyBWej0
『遺跡一層目』


ザワザワ ザワザワ

古代金貨が発掘されたそうだ

金貨ではお腹が膨れないわ?

配るらしいぞ?


盗賊「おら!並んだ並んだぁぁ!!一枚づつだぞ?何回も並ぶな?」

女戦士「…これはどういう状況だ?何故エルフが入り込んで居る?」

盗賊「おぉ戻ったか!!魔女を訪ねて来てんだよ」

女戦士「既にこちらにも来ているという事か…」

盗賊「既にとはどういうこった?」

女戦士「いやシャ・バクダにも傷付いたエルフが多く居るのだ…森を失って帰る所が無いのだよ」

盗賊「ほんじゃこっちに呼んだ方が良さそうだ」

女戦士「うむ…それで魔女は目覚めた様だな?何処へ行った?」

盗賊「下の石板のある部屋だな…もっと奥に隠し通路があっていろいろ発掘してる訳よ」

女戦士「…それがその古代金貨か」

盗賊「まぁな?俺らだけで独占してると文句出るだろ?だから配布してんのよ」

女戦士「他には何か出土しているのか?」

盗賊「いや…宝石が少しあるぐらいで大した物は無ぇ…貴重な物は情報屋が確保してる」

女戦士「金貨が出回って居るという事は流通が思ったより早く再会しそうだ…」

盗賊「どっかで金貨を交換出来るんか?」

女戦士「それは分からん…商隊が入って来たらの話だ」

盗賊「シャ・バクダはどうなってんのよ?」

女戦士「捕虜になって居た兵隊は無事に救出された…だが相当弱っていてな…この遺跡を回復所として運用するのだ」

盗賊「…てことは人で溢れるな」

女戦士「こうしよう…古代金貨を受け取った者から順にオアシス砦に誘導してくれ」

盗賊「わかった!穴に籠ってちゃ滅入っちまうしな?」

女戦士「それから光の石は絶やさず遺跡の中を照らすようにしてくれ…いつ又魔王を抱えた者が入って来るか分からんからな」

盗賊「だな?」


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