勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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494:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/28(日) 16:03:36.48 ID:rXZyBWej0
『日の出』


ズズーン


盗賊「こりゃまたトロールが綺麗に整列したもんだ…」

女狐「あなた達…いつもこんな風に生きて来たの?」ボーゼン

盗賊「まぁな?常に命掛かってる…どうよ?白狼の盗賊団の居心地は」

女狐「正直…思って居たのと全然違っていた」

盗賊「金の匂いなんか何処にも無いだろ?俺なんか金貨一枚も持って無ぇヌハハ」

女狐「領事の中に魔王が居たなんて…思っても居なかったわ」

盗賊「エルフがなんで戦ってるのかも知らなかった口だな?」

女狐「もっと勇者の行いが知られれば違っていたかも知れないのに…」

盗賊「人知れず戦って誰もそれを目撃して居ない訳よ…伝える奴が決定的に居ない」

女狐「あなたが伝えれば良いじゃ無いの?」

盗賊「俺が何か言ってもほとんどの奴らは聞きやしねえよ…馬の耳に念仏ってやつだ」


スタスタ


女戦士「女狐!!情報屋に代わってお前が魔女の面倒を見ろ」

盗賊「んん?何か有ったんか?」

女戦士「情報屋が倒れた…過労だな…少し休ませる」

盗賊「マジかよ…動ける奴が俺しか居無いぇじゃ無ぇか…」

女戦士「ローグが直に戻る筈だ」

盗賊「アサシンはまだ戻って来んのか?」

女戦士「貝殻の通話が出来ない…待つしかない」

盗賊「商人も腑抜けちまったしなぁ…」

女戦士「今から食事を作らせるから配給を配って貰いたい…」

盗賊「へいへい…」



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