勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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4:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 09:45:06.34 ID:KbfSVIxh0
『兵舎』
ぅぅぅぅ…治療師はまだか
毒消しがもう無い…辛抱しろ
衛兵「おい!喜べ!魔術師が来たぞ!」
剣士「うわ…皆毒に掛かってるのか…どうして?」
衛兵「スプリガンとスライムだ…加えて最近はマンイーターという植物の魔物も発生している」
剣士「まとめて一気に治療するよ?驚かない様に?」
衛兵「回復魔法に驚くも何も…」
剣士「線虫!毒を食らえ!」ザワザワ ニョロリ
ワサワサワサ ニョロニョロ
衛兵「虫!!うわぁぁ」タジ
剣士「大丈夫…虫が全部毒を食べて体も癒すから」
衛兵「こ…これで治療は終わりか?」
剣士「うん!直ぐに良くなるから安心して?」
ぎゃぁぁぁ助けてくれぇぇ
ひぃぃぃ虫が…虫がぁぁぁ
衛兵「シン・リーンもまた特殊な魔術師を送って来る…」
剣士「ところで情報屋さんは何処に?」
衛兵「あぁそうだったな…残念だが入れ違いになっている」
剣士「ええ!!もしかして居ない?」
衛兵「随分前にシン・リーンの気球に乗って何処かへ向かった様だ…至急の事で行き先はわからん」
剣士「なんだ無駄足だったかぁ…困ったなぁ」
衛兵「なんなら砦に身を置いて戦力になって貰えると助かるのだが…」
剣士「用事があっていつまでも居る訳には行かないんだ」
衛兵「情報屋を訪ねる以外に用事があると?」
剣士「精霊樹に行きたいんだよ…場所が分からない…情報屋さんに聞こうと思ってたのさ」
衛兵「この辺りの事情を知らない様だな?」
剣士「事情というと?」
衛兵「精霊樹は遺跡の北西に位置するがエルフの許可が無いと立ち入れないのだ」
剣士「遺跡の北西ね…おけおけ」
衛兵「聞いて居るのか?エルフの許可が…ん?まさか魔女様の許可を得ていると?」
剣士「ハハ…まぁそんな感じかな」
衛兵「許可を得ているなら行っても構わんがくれぐれもエルフと揉め事だけは起こさない様に」
剣士「大丈夫だよ」
衛兵「森で野生の動物を倒すのは厳禁だ…クマが相手でも手を出さない様に」
ピーーーーーー ピーーーーーー
衛兵「敵襲だと!?まだ昼間だぞ!!話はここまでだ」ダダダ
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