勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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370:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/21(日) 04:16:13.89 ID:ECntfAo70
『商人ギルド地下』
ゴトン ググググ
剣士「ここで寝泊まりすれば良いと思ったけど寒いや…」ブルル
女オーク「どうせ地下の商人ギルドに行くのだから地下で宿の方が良いわね」
ホムンクルス「金貨2枚ありました…これで食事もとれますね」
剣士「うん…ホム姉ちゃん他に何か持って行く物無いの?」
ホムンクルス「私の毒牙のナイフ…それから昔使っていた装身具」
剣士「自衛で装備しておいた方が良さそうだ…僕外で待ってるから着替えておいでよ」スタ
ホムンクルス「はい…」ゴソゴソ
女オーク「ここにある商人さんが描いた絵…」
ホムンクルス「私を描いたのです…」
女オーク「私はこの絵をウンディーネだと思って居たの」
ホムンクルス「別人ですね…私ではありません」
女オーク「4000年前の記憶は無いの?」
ホムンクルス「ほんの数分間の記憶しかありません…それにウンディーネとは違った個体だった様です」
女オーク「古代にはホムンクルスが沢山居たのね」
ホムンクルス「量産型の環境保全用ロボットですので沢山居たかと思われます」
女オーク「全部違う知能を持っているの?」
ホムンクルス「クラウドで同期しますので知能は同じです…個体によって基幹プログラムが違いますから個性があります」
女オーク「個性…一人一人違うという事ね」
ホムンクルス「はい…管理者の好みに合わせて変化して行きます」
女オーク「もう人間と同じね」
ホムンクルス「はい…私は人間の一人であると自覚しています」
女オーク「だから人間と一緒に骨を埋めるつもりなのね」
ホムンクルス「…その話は終わりにしましょう」
女オーク「剣士は魔王に完敗だって言ってた…人間の弱みに上手く付け入って絶滅に誘導されたって」
ホムンクルス「その通りだと思います…私達は負けました…もう終わりにしませんか?」
女オーク「話を引っ張ってごめんなさい…」
ホムンクルス「この装身具は似合って居ますか?」スス
女オーク「かわいい…私もそんな風になりたい…かわいい人間が好き」
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