勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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349:名無しNIPPER[saga]
2021/11/21(日) 03:03:25.94 ID:ECntfAo70
『氷床の切れ目』


ドドドド ザバーーー


剣士「溶けた氷の水が亀裂にそって大きな川になってる」

女オーク「すごい落差の滝ね…」

剣士「この氷床…高さどれだけあるんだろう…500メートル以上はあるよ」

女オーク「雲が出て来たわ…高度上げた方が良いじゃない?」

剣士「そうだね…」グイ バサバサ

女オーク「湿った暖かい空気が氷で冷やされて雲になってるのね」

剣士「陸の方はずっと雨が降ってるかもしれないね」

女オーク「ハテノ村で振ってた冷たい長雨はこういう現象だったのかも知れないわ」

剣士「なるほど氷が一気に溶けそうだ…」



『2日後』


シュゴーーーー バサバサ


剣士「今南極点だった場所の上空だよ…何か見える?」

女オーク「一面の雲ね…下の様子は伺えないわ」

剣士「やっぱり雨が降ってるんだ」

女オーク「このまま直進するの?」

剣士「ここで南の方へ進路変える…オーク領の上を飛ぶ感じさ」

女オーク「ハテノ村には寄って行かないの?」

剣士「どうしようかなぁ…ハテノ村まで行くと偏西風で逆風になっちゃうんだ」

女オーク「じゃぁ寄るなら帰りね」

剣士「その方が無駄な飛行が少ない…まず名もなき島に直行だよ」



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