勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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291:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 19:25:22.44 ID:KbfSVIxh0
『デッキ』
ギシギシ ユラ〜
女戦士「よし!飛空艇が戻ったな?狭間に入るから総員休んで良い…ハイディング!」スゥ
商人「新しい海図持って来たよ…」パサ
女戦士「今どこだ?」
商人「ここさ…まだ大した進んでない」
女戦士「狭間にどれだけ入って居られるかだな」
商人「海流がどうなってるか分からないから適宜確認しよう…現在地は僕が直ぐに調べるから」
女戦士「そうだな…商人!お前は一睡も出来ないのか?」
商人「眠たくならないんだよ…どうして?」
女戦士「いや…昔と関わり方が少し変わったなと思ってな…辛く無いか?」
商人「辛いさ…永遠の命なんか欲しいと思わない方が良いよ」
女戦士「私が説教される側になるとはな…フフ」
商人「僕はこの体になって初めて気づいたよ…欲望あっての人間だってね」
女戦士「言う事が逆になったか?」
商人「人間から魔王を取り払うと人間じゃ無くなる…食欲…性欲…強欲…少しは必要だ」
女戦士「アサシンも同じ様な事を言っていた」
商人「だろうね…まぁ酒で口の渇きを癒せるだけマシかな…一応酒を飲みたい欲求はあるから」
女戦士「欲求か…」
商人「今は古代遺跡を探窟したい欲求もあるし気が紛れる…そればっかり考えるのは少し苦痛だけど」
女戦士「つまり前に進めば良いのだな?」
商人「んんーそういう事なんだろうか?」
女戦士「歩むことが人間である証…そう言い変えても良いな」
戦士「それだあああああ!!」ドドドド
女戦士「んん?暑苦しい男が来たな…」
戦士「そうだ私はそれが言いたかった…歩む事!進む事!それが未来!!だから私は行く!!」キリ
商人「ハハハ本当…王様には思えない人だ」
戦士「私は王様なぞ肩書だけの物は要らない!!平和だ!未来だ!民を救い未来に連れて行く…だから私は立つ!!」
女戦士「フフ暑苦しいが純粋なのは嫌いでは無い…ただ船首で仁王立ちするのは邪魔だから止めて貰いたい」
戦士「ハハそれは失敬した…以後気を付ける」キリ
女戦士「さて狭間に入ってしばらく何もする事が無い…今の内に休んでくれ」
戦士「そうか!船長の指示には従う…一つ!休息している事は内密にしてくれ」
女戦士「わざわざ言う物か」
戦士「感謝!!」スタ
商人「…なんだろうなぁ…な〜んかめんどくさい人だ」
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