勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
↓ 1- 覧 板 20
286:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 19:18:16.86 ID:KbfSVIxh0
盗賊「そうだ!そうやって引っ張って金具に結ぶ!」グイグイ
バサバサ ググググ ユラ〜
女戦士「そのまま保持…進路定まるまで待て」
盗賊「ふぅぅ船が進みだしたぜ?しばらくフィン・イッシュとはさよならだ」
女王「はい…出港は感慨深いですね」
盗賊「だろ?置いて来た物が気になるだろ?それでも向こう側を目指すのが海の男よ…」
女王「私は女ですけれど…」
盗賊「悪いな働きっぷり見たら男だと思ってたわヌハハ」
『甲板』
ザブ〜ン ユラ〜
盗賊「ようし!進路定まったな…ざっと15ノットぐらいか…」
女戦士「思ったより速度が出るな」
盗賊「昼夜この速度で帆走出来るなら相当早く到着するんじゃ無ぇか?」
女戦士「一日300km進めると仮定して海図と比較するとハウ・アイ島まで10日程」
盗賊「狭間に入るのは昼間だけだな?」
女戦士「うむ…昼間に何度か狭間を使って4〜5日だな…もしかすると3日で行けるかも知れん」
盗賊「風のタクトすげぇな…」
魔女「主は杖なぞ要らんと言うて居ったな?」
盗賊「こんな使い方出来るなんて思わなかったもんだからよ…海で安定した風が続くことは無いからメチャクチャ便利だ」
女戦士「この風はどの範囲で吹いているのだ?」
魔女「船の周りだけじゃな…風が巻き込んで一方向から吹いて居るだけじゃ」
盗賊「俺にその杖クレ」
魔女「そうじゃな…使うのも面倒じゃった所じゃ…ホレ」ポイ
盗賊「これがありゃ俺のポンコツ飛行船をもっと早く飛ばせる…むふふふ」
魔女「火事場に風を吹き込む様な使い方はせん様にな?」
盗賊「おぉ!!そんな使い方もあるのか」
情報屋「ちょっと魔女…そんな事教えたら逆効果よ?」
魔女「しもうた…こ奴の頭の悪さを忘れておった」
女戦士「さぁ日が沈むまでの間に狭間に一度入るぞ」
991Res/1502.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20