勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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233:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 15:22:02.79 ID:KbfSVIxh0
『飛空艇』
シュゴーーーーー バサバサ
剣士「進路東南東…偏西風に乗れてる」
盗賊「いやいや海岸の形が全然違う」
剣士「そうだね10メートル海面が変わるとこうも変わるんだね」
ローグ「海抜の低かった場所は海に浸食されてあっという間に深い海になるんすね…」
盗賊「この分だとセントラルは内壁まで海水が来てるかもしれんな」
剣士「逆だと思うよ…緯度が低いから前より海面が下がってるんじゃないかな」
盗賊「そんなに変わるもんか?」
剣士「月の影響もあると思う…今は北極の方向に月があって海水がそっちに引っ張られる」
盗賊「なるほど…満ち引きが半端ない訳か」
剣士「フィン・イッシュみたいに海抜のすこし高い場所じゃ無いと生活しにくいね」
ローグ「あっし思うんすがセントラルとフィン・イッシュは海で分断されていやせんか?」
剣士「迂回すれば繋がってそうだよ?もっと北の方」
盗賊「わざわざ迂回して戦争すんのもアホみたいだな?」
ローグ「そっすね…ていうか国境で小競り合いするのにどんな意味があるか分からんす」
盗賊「政治的な意味なんだろうな?」
剣士「そろそろ狭間に入る…ハイディング!」スゥ
盗賊「ところでローグ…公爵の居場所は分かってんのか?」
ローグ「へい…貴族居住区からほとんど出やせん」
盗賊「和平交渉があるとか言ってたんだが?」
ローグ「どうせ影武者か代役を立ててるんすよ」
盗賊「警備はどんな感じだ?」
ローグ「ラットマンリーダーが居るんすが他には2〜3人の警備が居るだけでやんす」
剣士「なんだ…それなら睡眠魔法使えば余裕だ」
ローグ「只一つ心配なのが…ラットマンリーダーをどうやって操っているかなんすよ」
剣士「あーそういえばそうだね…何で言う事聞くんだろ」
盗賊「アレか…魔女が持ってる幻惑の杖みたいな物を持ってる可能性があるってこったな?」
ローグ「へい…同じ物があるのか知りやせんが同等の何かは持ってるかも知れやせん」
盗賊「ちっと調べてから動いた方が良さそうだな…」
ローグ「そーっすね」
盗賊「じゃぁ今晩は偵察だけにしよう」
ローグ「あっしの屋敷が丁度近いんでそこに行きやしょう」
盗賊「そうか…じゃぁ一先ずそこだな」
ローグ「到着したらハイディングしたまま案内出来るっす…」
盗賊「分かったそれで行こう」
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