勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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203:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:29:25.70 ID:KbfSVIxh0
『宿屋の部屋』
盗賊「リリース!」スゥ
剣士「うわ!!びっくりした…盗賊さんか」
マスター「…この人は?」
盗賊「仲間だ…とりあえず背中から降りろ」ヨッコラ
剣士「誰?」
盗賊「客だ…剣士に頼みがある…マスターの人相を変えて欲しいんだ」
剣士「ん?どんな風に?」
盗賊「とりあえず別の女だな…子供でも構わん」
剣士「おけおけ!子供にするのが楽だ」
マスター「私が子供に?」
剣士「うん…良いかな?」
盗賊「早くやってくれ…見つかると面倒になる」
剣士「変性魔法!」シュゥゥゥ
マスター「え…」
盗賊「よしこれで一先ず命を狙われることは無かろう…」
マスター「ありがとう助かった…」
盗賊「ほんでどういう事なんだ?」
マスター「私は騙されて麻薬を運ばされたみたいなの…口封じで殺される直前だった」
盗賊「見張ってた男3人だな?」
マスター「そう…公爵の刺客ね」
盗賊「まぁ良く酒場のマスターを何食わぬ顔でやってたもんだ」
マスター「狙われて居たのは男3人だけじゃなくて忍びにも…外に出たら兵隊にも」
盗賊「察するにヘロインを運んだんだな?」
マスター「騙されて運んでしまった…商船の中で私の荷物をすり替えられたの」
盗賊「お前は女王暗殺には関わって居ないんだな?」
マスター「私は公爵の指示通り海士島からフィン・イッシュの酒場に働き口を変えただけ」
盗賊「今までずっと密偵の役割をしていたのか」
マスター「結果的にそうなってしまった…報酬が良かったから」
盗賊「どうせあれだろ?魔石を大量に貰ってんだろ…美味い話ってのは俺に魔石を捌かせるつもりだった訳だ」
マスター「さすが盗賊さんね…すべてお見通し」
盗賊「ヌハハ胡散臭いとは思って居たんだ…ほんで魔石はどうした?」
マスター「全部すり替えられた」
盗賊「ヘロインはどうやって医者の手に?」
マスター「酒場に医者を名乗る人が直接取りに来た…その時は不妊治療の妙薬だと言われて疑わなかった」
盗賊「なるほどヘロインだと気付いたのはその後か」
マスター「そう…私は一門無しだったから不妊治療の妙薬を買い取りに来たと言われて直ぐにお金と交換したわ」
盗賊「医者はヘロインだと気付いて居ないのか?」
マスター「そんな事一言も言って無い」
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