勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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186:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:07:54.31 ID:KbfSVIxh0
『翌朝_飛空艇』
ザーーーーー ジャブジャブ
ローグ「ひぃぃ…ちっと休憩っす…雨に打たれっぱなしじゃ体がふやけちまいやす」
女オーク「次は私が代わりに…」ノソ
ローグ「帆と舵はこのまま維持で良いでやんす…風向き変わったら教えて下せぇ」
剣士「まだ飛空艇飛ばせそうに無い?」
ローグ「昼頃には雲が切れるんじゃないすかね?」
盗賊「今飛ぶのはまだ早いな…トルネードに引っ張られるのがオチだ」
ローグ「まぁ今は横風で船が速度出せてるんでこのままで良いかと」
剣士「そっかぁぁ…もう龍神伝説の書物も飽きたしなぁ…」
盗賊「航海日誌に面白い事が書いてあるぞ?」
剣士「何?」
盗賊「どうやら荷室に居るヘビの件で仲間割れした様だ…他の船員はハウ・アイ島に向かったんだとよ」
剣士「へぇ?じゃぁハウ・アイ島に人が住んでるかもしれないんだね?」
盗賊「うむ…ほんでな…その島にも遺跡が有るらしい」
剣士「え!?見せて見せて…」
ここだ…発見した当時は雪に覆われた島だった様だ
大量の遺物も見つけている…そして閉ざされた扉の前で冬眠していたのがくそデカイヘビだった訳だ
例の探検家はそのヘビをフィン・イッシュに持ち帰ろうとこの船に乗せた訳だ
しかし遺跡探掘をしたい他の船員と揉めた訳よ…ほんで一人この船に残ってたという事だ
剣士「ハウ・アイ島に行って見たくなるね…というか行こう」
盗賊「用事が済んだら行っても良い…お宝の匂いがするだろう?」
ローグ「ちょっと待ったっす…あの蛇は5年以上も冬眠してるんすか?」
盗賊「だろうな?地軸が移動する前はこの船も寒い場所に有ったんじゃ無ぇか?」
剣士「凍ってた可能性が有りそうだね…」
ローグ「そういや抜け殻とか無かったですわ…凍ってたんなら納得でやんす」
剣士「冬眠から覚めたらお腹空いてるだろうなぁ…」
ローグ「いやいや…動いて居やしたから」
剣士「まだ自由に動けないのかな…う〜ん…なんか危ないね?」
盗賊「この船は桟橋から荷を入れる扉が船体の土手っぱらに有ったか?」
ローグ「確認してきやす」ダダ
剣士「そんな所開いたら海水入って来ない?」
盗賊「どうせ乗り捨てなんだから別に良いだろ…ヘビに食われるよりゃマシだ」
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