勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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151:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 13:13:27.71 ID:KbfSVIxh0
『古代遺跡内』


アブラカタブラ ドーニカオマモリクダサイ


盗賊「…遺跡に籠って何やってんだお前」

女オーク「…」

剣士「盗賊さんか…帰って来てたんだね?」

盗賊「おま…こりゃ何の儀式よ?女オークを奉ってんのか?」

剣士「魔方陣で厄災から守ってるんだ」

盗賊「何の厄災よ?外じゃ皆働いてんぞ?」

剣士「うるさいなぁ…厄災から女オークを守るのが僕の仕事さ」

盗賊「星の観測はどうなってんだ?直に日没なんだが…」

剣士「もうそんな時間か…行かなきゃ」

盗賊「えーとだな…俺ぁお前に会いに来たんだが…なんつーかお前はマイペース過ぎてだな」

剣士「あぁそうか!ゴメンよ何の用だった?」

盗賊「ぬははまぁ良い…ほんで星の観測で何か分かったか?」

剣士「地軸の移動速度が遅くなってるさ…やっぱり4000年前と同じ様に90°回転して止まりそうだよ」

盗賊「キ・カイが死ぬほど寒くなってんのよ」

剣士「もう南極点は通過した筈だからこれからもう少し暖かくなると思う」

盗賊「やっぱそんな事になってんだな…最終的な南極点はどこになりそうだ?」

剣士「海士島とセントラルの間だと思う…元々の地図の精度が良く分からないから大体その辺としか言えない」

盗賊「机に広げてあるのが新しい地図だな?」

剣士「うん…北の方角がズレてるから見る時に注意」

盗賊「こりゃもう一回書き直したほうが良いな」

剣士「ハテノ村は過ごしやすい緯度に位置するようになった…キ・カイは寒くて厳しいだろうね」

盗賊「あっちは地下があって奥が広いからなんとかなりそうだぜ?」

剣士「多少寒くても問題無いのか」

盗賊「キ・カイの軍船が内海を航海出来る様だから物流も止まるって事は無さそうだ」

剣士「じゃぁ深刻なのはセントラルぐらいか…」

盗賊「その件でお前に会いに来たんだ…ちっとセントラルに行きてぇのよ」

剣士「地軸が安定すれば行けない事も無い…偏西風に乗って外海を飛び越えればフィン・イッシュ…そこまで行けば簡単さ」

盗賊「地図でみるとやたら遠いな」

剣士「外海が大きすぎるよね…でもどうしてセントラルに?」

盗賊「話はちっと長いんだ…お前も星の観測があるんだろ?俺も温泉に入りてぇ…話は明日だな」

剣士「おけおけ…温泉に入るなら今の内に行かないと真っ黒になったドワーフ達が来ちゃうよ」

盗賊「そら急が無ぇとな…まぁ今晩は酒場でグダグダしてるからお前もたまには顔を出せ」

剣士「わかったよ」

盗賊「おっし!ローグ!温泉行くぞ!!」ダダ


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