勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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148:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 13:09:39.72 ID:KbfSVIxh0
『酒場』


ワイワイ ガヤガヤ


盗賊「ここがハテノ村自慢の酒場だ…俺の家みたいなもんだ」

ローグ「ほえぇぇ?ちゃんと作ってありやすね…」

女将「いらっしゃいませでし!!いやいや…おかえりなさいでし!!」

盗賊「例の酒振舞ってやってくれぃ」

女将「はいなー」スタタ

盗賊「しかし随分雑貨が増えたな?」

影武者「剣士さんが作ってくれているんだ」

盗賊「なぬ!?剣士がこの村に戻ってんのか…俺ぁてっきり幽霊船探しに行ったと思ってたわ」

ローグ「じゃぁ商人さんも戻って来たんすね?」

影武者「商人は戻って居ないよ」

盗賊「剣士は何処よ?さっきは見かけなかったぞ?」

影武者「上の遺跡に籠りっ放しさ…なんでも星の観測をやっているそうだよ」

盗賊「航海術の基本だ…地軸の移動を計算してるんだな」

女将「ハテノ酒とつまみの虫焼きどうぞー!!」ドン

盗賊「なんだこりゃ…バッタを焼いてんのか?」

影武者「ハハ中々美味しいんだよ…醸造で余った酒粕にバッタを漬け込んで焼くんだ」

女将「食料の節約でし…そのバッタは作物食べるので逮捕したです」

ローグ「あ!!本当っすね香ばしくて美味いっすよコレ」バリバリ

盗賊「こりゃ食料に困る事は無さそうだ」グビ プハァ

影武者「どう?ハテノ酒美味しくなって居ないかい?」

盗賊「アルコールが増えていっぱしの酒になったじゃ無ぇか」グビ

影武者「少し寝かせてから醸造するんだよ…このお酒のお陰ですごく儲かってる」

盗賊「儲かる?」

影武者「ドワーフの鉱山労働者が毎日酒場に来る様になってね…お酒を出せばお金が入る…お金で硫黄を安く買う」

ローグ「これあっしらもお金払うでやんすか?」

女将「食い逃げは逮捕するでし!!」ビシ

影武者「ハハ今日は僕が払っておくよ」

盗賊「さすがだな…もう流通が成り立ってるんか」

影武者「儲かるし上手く行くし楽しくってさ…そうそう香辛料も充実したからもっと上手に虫料理が出来そうだ」

盗賊「虫ねぇ…」

女将「影武者さんは虫の食べ方を良く知ってるですよ…子供達も虫を嫌わないで食べてくれるでしゅ」

影武者「なるほどな…ゴミ食って生きてた奴らはこういう才能もある訳か…見習わねぇとな?」



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