勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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145:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 13:04:49.60 ID:KbfSVIxh0
フワフワ バサバサ


ローグ「太陽がずーっと低い位置にあるでやんす」

盗賊「そろそろ日没の筈なんだがな…やっぱ南極付近な訳か」

ローグ「月が全然違う所にあるのは奇妙っすね」

盗賊「何が起きてるのかさっぱりだな?まぁ…まだ生きてる訳だからどうにかなるかヌハハ」グビグビ

ローグ「後ろの気球は少年に任せておいて良いんすか?」

盗賊「あっちは大人が6人乗ってんだ…大丈夫だろ?」

ローグ「見た所2家族で合計11人…少年入れて12人…どんな移民なんすか?」

盗賊「片方は鉱夫でもう片方は元傭兵なんだとよ」

ローグ「商船が動かないもんだから傭兵が稼ぎ無くなった感じなんすね?」

盗賊「まぁそういうこった…そもそも傭兵だけじゃ家族は養えんけどな」

ローグ「なーんかそういう移民が増えそうっすね?」

盗賊「うむ…だがハテノ村も沢山家がある訳じゃ無いんだ…俺らはこの気球に寝泊まりする事になる」

ローグ「あっしはこの気球が気に入りやした…荷物も載せて人も12人乗れるんすからね」

盗賊「もうちっと温い所だとデッキで酒飲むのも良さそうだ…まぁちょっとした船みたいなもんだな」

ローグ「そういやあっしは船を一杯持ってるんすよね…奴隷船なんすが」

盗賊「そら羨ましい…何処に停船してんだ?」

ローグ「今頃フィン・イッシュに4隻…港町に4隻…あとは何処にいるか分からんす」

盗賊「奴隷商を雇ってんだな?」

ローグ「そーっすね…船を貸して奴隷を移送してるんすよ」

盗賊「また奴隷商売とはゲスい事やってんだな?」

ローグ「いやいやいや…地軸の移動を想定して強制退避させてるんすよ…慈善事業ですわ」

盗賊「ほーん…それで略奪品は豪族に回る訳か」

ローグ「そこはしょうがないっす…でも貧しい村よりも資源の豊富な街で暮らした方が生きるのがずっとラクな筈なんす」

盗賊「まぁ南極になっちまうなら仕方無ぇという見方もあるけどな」

ローグ「あっしも強制退去させるのはちっと心苦しい所もあるんすが心を鬼にして…」




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