勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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142:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 12:49:35.17 ID:KbfSVIxh0
『貨物用気球』


フワフワ パタパタ


盗賊「本当遅せぇなこの気球は…おいクソガキ!縦帆を3番目に結び変えて風を横に受けろ」

少年「3番…3番…」ドタバタ

移民達「だ…大丈夫でしょうか?」

盗賊「あぁ心配すんな…お前等は暖かい所で食事でもしていて良いぞ」

少年「縦帆で風受けたぁ!!」

盗賊「よしよし…このまま斜め方向で良い…俺はデッキに出る!クソガキは後方のクロスボウ用意しとけ」ダダ

少年「分かった…」ドタドタ

盗賊「やっぱ小さいの追って来てる…この距離じゃクロスボウ当てるの無理だな」

少年「どうする?」

盗賊「上昇!!炉に石炭突っ込んでふいご踏め!!撃ち下ろしにする」

少年「…」ガッサ ガッサ


フワフワ フワフワ


盗賊「そのまま上昇続けろ…クソガキ!見てろよ?ドラゴンでもぶっ殺せる俺の武器だ」

少年「え…」

盗賊「行くぞ…」ガチャリ


バーン! ジャラジャラ


盗賊「ぬははは…こりゃ良い!ちっと銅貨が勿体無いがクロスボウ12発撃ったのと同等だ」カチャカチャ

少年「当たった?」

盗賊「分からん…だが何回でも撃てるぞ?」ガチャリ


バーン! ジャラジャラ


少年「当たってるかどうか分からない…」

盗賊「気球はな?何か撃って来られると離れるしか無い訳よ…球皮傷んだら無事じゃ済まないからな?」ガチャリ


バーン! ジャラジャラ


少年「本当だ…追って来なくなった」

盗賊「ようし!距離が開いたら狭間に入る…」

少年「すげぇ…たった3発撃って追っ手を退けた…」

盗賊「36発だ…クロスボウのボルトが36発降って来て近づこうなぞとは思わん…さて狭間に入る!ハイディング!」スゥ


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