【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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94: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/11/19(金) 22:56:48.21 ID:6J07c1J10

ウサミ「ど、どうしてアイツが……この島にいるんでちゅか!」

にちか「ウサミ、今のって?!」

ウサミ「……許しまちぇん! あちしが絶対に、ミナサンを守って見せまちゅ!」


ウサミは私たちの呼びかけに反応する余裕もないといった様子で、一目散に駆けて行ってしまった。
その口ぶりからして、今のアナウンスの主はウサミにとっては知り合いであるらしい。それが良い関係にしろ、悪い関係にしろ。


愛依「ど、どうする……?」

あさひ「とりあえず行ってみるしかないっすよ! 今のアナウンス、ウサミとはまた別人っすよね?」

夏葉「……なんだか胸騒ぎがするわ、何も起きなければいいのだけど」

果穂「あたしも、なんだか体がふるえます……」

智代子「果穂、大丈夫。わたしと夏葉ちゃんがついてるからね!」

にちか「美琴さん……」

美琴「……行くしかないんじゃないかな。今は」


私自身、これまでにない嫌な感覚を覚えていた。
指先が妙に敏感で、風の流れの一つ一つさえ感じとれてしまう。それでいて喉元を伝う汗が妙に脂っぽくて不快だ。
瞳孔もどこをとらえるべきなのか、それとも視界そのものを閉ざすべきなのか、そんなことを制御とは離れたところで思考しているような。
まるで私の体が私の手から離れてしまったような、そんなフワフワとした緊張。


その足取りは、重たかった。




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