【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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870: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/01/22(土) 21:00:10.02 ID:qKk8P9Px0

「……」


千雪の艶やかな魅力ある体は無力に床に投げ出されている。
瞳も穏やかに閉じており、長いまつげが夜光に照らされている。
是だけ見れば眠っているように見えなくもないが、その体に熱はなく、腹は鮮血に染まっている。


「……こんなことなら、言っておけば良かったな」


物の数時間前の話だ。肩を並べて線香花火をした時、私と千雪は言葉を交わしていた。


≪千雪「……ルカちゃん、どう? 花火」

ルカ「どうって……綺麗、だよ」

千雪「うん、すっごく綺麗……でもね、この花火が今見れるのは、ルカちゃんが自分でその一歩を踏み出したから。ルカちゃんが私に相談してくれて、美琴ちゃんに気持ちを打ち明けられたから」

ルカ「別に、私はお前に相談なんかした覚えは……」

千雪「ふふ、そうね。ごめんなさい」

ルカ「まあ……でも、今こうやって過ごせて、良かったなとは思うよ」

千雪「ルカちゃん……」

ルカ「そ、その……さ。まあ、その……お前が貢献した部分も多少なりともあるのは……認めるしさ……」

千雪「……」

ルカ「あ、あり……ありが……」

千雪「……」

ルカ「あーっ! やっぱムリ、ナシだナシ!」

千雪「えー、聞きたかったのになぁ」

ルカ「お前がそんな風に含み笑いしながら見つめてくるから恥ずかしくて言えたもんじゃねーんだ! ハッ、もう一生言ってやんねー!」

千雪「もう……意地っ張りなんだから」≫




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