【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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◆zbOQ645F4s
[saga]
2022/01/14(金) 22:02:15.90 ID:EbFPAfXe0
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ルカ「だったら私なんか呼ばない方がよかったんじゃねーのか」
千雪「……ルカちゃん」
ルカ「私はお前らとは違う、別に前を向こうとか仲間と協力しようとかそういうベクトルで物事を考えてない」
ルカ「生き残るために割り切ってるだけだ。だから仲良しムードとかそういうのとも無縁だ」
ルカ「今みたいに、口を開けばお前らの指揮を下げるようなことだって言う」
ルカ「なんでそんなに私に構うんだよ」
千雪「……」
自分の意志とは別に言葉が出た。
私の舌は手芸女に対してやたら刺々しい疑問をつらつらと並べ、必死に距離を取ろうとしている。
違う、こんなことが言いたいんじゃない。
こんなの……美琴とおんなじだ。
自分の思ってることを言うのが怖くて、関係をぶち壊してなんとか退路を作り出そうとする。
戻って戻って、取り返しのつかないところまで行ってしまった前例だってあるのにこの舌に定着した癖は直せそうもない。
(ああ、最悪だ)
自分自身の悪癖を恨んだ。
千雪「……信じてるから」
でも、それに対する手芸女の回答は明瞭かつ単純だった。
千雪「ルカちゃんは確かにちょっと口が悪いかもしれません」
ルカ「なっ……」
千雪「でも、ルカちゃんが本当にただ割り切ってるだけじゃ、私とこんな風に話してもくれないと思うの」
ルカ「それはお前が強引に距離を詰めてきたからだろうが……!」
千雪「それに、今ルカちゃんは美琴ちゃんと頑張って向き合おうとしているでしょ?」
ルカ「……あ?」
千雪「それって、ルカちゃんは一生懸命一歩を踏み出そうとしているってことじゃないのかな。自分のこれまでの殻を破って、変わろうとしている。そのことってすごく大変で苦しいのに……」
千雪「それでも頑張ってるルカちゃんが、前に進もうとしていないって言うのは……ちょっとおかしいかも?」
千雪「だからね、ルカちゃんがいても私たちは盛り下がったりなんかしない。むしろ、その背中を見て、自分たちも頑張ろうって思えるんだ」
ルカ「……」
敵意に満ちた言葉をこうも丸め込まれてしまうと、こちらも形無しだ。
カップ半分ほどに残ったコーヒーを一気に飲み干して、乱暴に机に置いた。
ルカ「……ごちそうさま」
千雪「お粗末さまでした♪」
……本当に食えない女だよ、こいつは。
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【親愛度が上昇しました!】
【桑山千雪の親愛度レベル…3.5】
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