【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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280: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/11/25(木) 23:37:18.41 ID:R8XLdqbj0

でも、それと同時だった。

私たちは自分自身の五感に強く違和感を感じた。
それは視覚でもなく、味覚でもなく、聴覚でもなく、触覚でもなく……【嗅覚】。


あさひ「……あれ? なんの臭いっすか? これ」

恋鐘「うちん料理とはまた違った臭い……」

雛菜「ていうか、なんだかすごく嫌な臭い〜……」


私は幼いころにこの臭いを嗅いだことがあった。
小学生の時だったか。自転車でそれはそれは結構激しく転んで、膝小僧を縫うか縫わないか、その一歩手前ぐらいに擦りむいたことがある。
膝は赤々とした色合いで、幼心に目をそむけたくなるくらいの凄惨な有様。
お姉ちゃんに見せるときにも、自分は目をつむっていた。

それでも、わかるのだ。
自分の鼻に届く臭いがあるから。
傷口から流れ出す、命と苦しみをないまぜにした、鼻の奥の奥まで染みついてしまう頑固な臭い。



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