【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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213: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/11/24(水) 21:40:18.46 ID:5s5mVYwB0

にちか「本当に美琴さんのことが嫌いなら、どうして練習をやめるように言ったんですか?! ほっといて、体が壊れるのを待てばよかったじゃないですか!」


≪ルカ「美琴は自分のことも、他人のことも顧みなさすぎなんだよ。……コンビ解消したのに、また同じことをやってるようじゃ救えないな」≫


にちか「いや、私がそうはさせませんけど!」

ルカ「……言っただろ、嫌いな相手でも一度は組んだ過去がある。そんなやつが怪我でもしたら夢見が悪いってだけ」

にちか「ちがう……嘘ばっか、嘘ばっっか! 自分にまで嘘ついて楽しいですか?!」

ルカ「は、はぁっ?! ガキの喧嘩じゃあるまいし……何言いだしてんだよお前……」

にちか「ガキ?! ガキってどっちがですか?! 本音を言う勇気も持てないで、仲直りすらできずにいる意気地なしとどっちがガキなんです?!」

ルカ「てめェ……黙って言わせてれば好き勝手いいやがって……!」

にちか「じゃあ言い返してみてくださいよ! 違うんですよね!? 美琴さんのこと、だいっっ嫌いなんですよね?!」

ルカ「お前なぁ……!!」

ルカ「……ちっ、付き合いきれねえ。どけ、お前と話してる時間なんかない」

にちか「わぁっ?!」


強く押されて尻もちをついた。走るまではいかない速足でその背中はどんどんと小さくなっていき、やがてルカさんは私の目の前から姿を消した。
結局、ルカさんには何も伝えられなかった……ただ私の感情をぶつけただけ。
でも、それでもきっと、何かルカさんとしても思うことがあった、そう信じたい。


≪ルカ「お前なぁ……!!」≫


最後に何かぶつけようとしたあの声は、震えていた。
私に対する怒りとはまた少しだけ違った色合いの震え。
私の見ているルカさんが、どこまで嘘なのかはわからないけど……きっとあの震えこそが、真実なんだと思う。



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