キョン「お前はかわいい」佐々木「そ、そうかな……?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/14(日) 21:31:46.60 ID:28MELoQeO
「いくら議論を重ねても結局行き着く先は極論だ。ならば最初から極論が最も省エネさ」
「折衷案や妥協案だってあるだろうが」

反論すると佐々木は皮肉げに嘲笑しながら。

「折衷案や妥協案は解決策とは呼べない。問題を解決することを諦めて落とし所を見つけているだけだ。棚上げや先送りにしてね」

そうかも知れないがそれが世の中で社会だ。

「そうだね。だからこそ、この世の中は自分自身を好きになれない者が溢れている。自分の好きなことを好きなように出来ないことに誰しも不満を抱きながら不承不承にこの世の中や社会のルールに従っているわけだ」

まるで反抗期真っ盛りの中坊のようなことを中学生の佐々木が口にするのがシュールだ。

「キミの僕に対する印象は恐らく、僕自身のそれとは大きくかけ離れているのだろうね。僕はこうして友人に愚痴ることに違和感などないが、キミにとっては違うようだ」

面白くなさそうに鼻を鳴らして訊いてきた。

「時にキョン。キミの目には僕はどう映る? 見たままでも印象でも構わないから歯に絹着せずに遠慮なく言ってくれ」

佐々木をひとことで表すならば。そうだな。

「大人びたガキ」
「なるほど。まさしく、ぴったりだね」

嬉しげにくっくくと佐々木は肩を揺らした。


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