2: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:58:28.18 ID:q57G2KSm0
かのん「恋ちゃんのそういうところは良いところなんだけどさ。恋人としては、甘えてくれる姿も見たいっていうか……」
恋「と、言われましても……あ、今カップに注ぎますね」
かのん「ありがとー……わ、良い香り」
恋「でしょう?とは言えまだ不慣れなもので、きちんと出来ているかどうか……」
3: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:59:08.43 ID:q57G2KSm0
かのん「もうなんか、さっきからお見合いとかしてる気分なの!堅すぎて!」
恋「お、お見合い……ですか……」
かのん「や、そこで照れないでよ……!恋ちゃんどこでもそんな感じだし、疲れちゃうでしょ?」
恋「私にとっては、これが普通なのですが」
かのん「疲れちゃうのっ。だから……ね?ほら、こっち」
4: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:59:50.68 ID:q57G2KSm0
かのん「……やっと来てくれた」
恋「これで、良いでしょうか」
かのん「まだまだ。もっと寄って寄って」
恋「で、でもこのままだと密着してしまいますが」
かのん「それでいいって言ってるの」
5: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:01:09.08 ID:q57G2KSm0
恋「ふぎゅっ」
かのん「わぁ……恋ちゃんのほっぺ、もちもちだ」
恋「いふぁいでふ」
かのん「もちーっ、すりすりー……むにむにー……ふふ」
恋「や、やめへふらふぁい〜」
6: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:01:49.36 ID:q57G2KSm0
かのん「まだ、緊張してる?」
恋「いえ、緊張はかなりほぐれてきた……と、思います」
かのん「そーお?でも、まだ顔硬いじゃん」
恋「これは、その……ですね」
恋「……えっと……意識してないと、にやけてしまいそうで」
7: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:02:18.97 ID:q57G2KSm0
かのん「でもさ、甘えてほしいって思ってるのは本当だよ」
かのん「恋ちゃんっていつも気を張ってるっていうか……私と二人きりの時くらい緩めてほしいって思うのは、わがままかな」
恋「……どう、なんでしょう」
かのん「あ、わかった。普段から甘えてないから、甘えるってことがどういうことか分かってないんだよ」
8: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:02:47.39 ID:q57G2KSm0
かのん「というか、さっきの距離で恥ずかしいの?今までだって、近付くことはあったじゃん」
恋「それは、その……、……」
恋「……やっぱりなんでもないです」
かのん「またそーやって隠すー。教えてよー」
恋「かのんさんには絶対言いませんっ」
9: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:03:27.26 ID:q57G2KSm0
かのん「でも、そっかぁ〜……恋ちゃん……?」
恋「な、なんですかその目は」
かのん「んー?恋ちゃんだーいすきって目だよー?」
恋「意味が分かりませんっ。……今日のかのんさんは、なんだか意地悪です……」
かのん「恋ちゃんが恥ずかしがるからいけないんだよー。恥ずかしがらないで、もっと恋ちゃんのこと教えて?」
10: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:03:56.09 ID:q57G2KSm0
かのん「恋ちゃぁーん」
恋「なんですか」
かのん「すき」
恋「っ」
かのん「だぁいすき」
11: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:05:53.77 ID:q57G2KSm0
かのん「要するに、すきって言われるのに慣れてないんじゃない?」
恋「そ、そう……なんでしょうか」
かのん「きっとそうだよー。慣れれば落ち着けるんじゃないかな」
恋「慣れる……ですか」
かのん「そ。と、いうわけで……頑張ろっか?」
12: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:07:36.42 ID:q57G2KSm0
恋「な、何するんです……か……っ!?」
かのん「やっとこっち向いてくれたね?」
恋「向いたというか、押し倒されて……っ」
かのん「だって……こうでもしないと、恋ちゃんがそっぽ向いたままだったんだもん」
恋「だからって、これでは……」
45Res/27.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20