1: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2021/11/12(金) 17:57:09.51 ID:q57G2KSm0
ーー恋の部屋
恋「すみません、お待たせしてしまって」
かのん「いやいや、お邪魔してるのはこっちだから。……この香り、フルーツティー?いつものとは違うような……」
恋「ストロベリーティーです。この間良さそうなものを見つけたので、せっかくならと」
かのん「……ところで、恋ちゃん?」
恋「なんでしょうか」
かのん「いや、なんというか……恋ちゃんってさ、部屋でもこんな感じなの?」
恋「……こんな感じ、とは?」
かのん「ぴっちりしてるっていうか、引き締まってるっていうか」
恋「お客様の前ですから。当然です」
かのん「うーん、そうじゃなくてさ。こう……」
かのん「……せっかく二人きりなんだし、もう少し甘えてくれてもいいのになぁって」
恋「甘える……?」
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2: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:58:28.18 ID:q57G2KSm0
かのん「恋ちゃんのそういうところは良いところなんだけどさ。恋人としては、甘えてくれる姿も見たいっていうか……」
恋「と、言われましても……あ、今カップに注ぎますね」
かのん「ありがとー……わ、良い香り」
恋「でしょう?とは言えまだ不慣れなもので、きちんと出来ているかどうか……」
3: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:59:08.43 ID:q57G2KSm0
かのん「もうなんか、さっきからお見合いとかしてる気分なの!堅すぎて!」
恋「お、お見合い……ですか……」
かのん「や、そこで照れないでよ……!恋ちゃんどこでもそんな感じだし、疲れちゃうでしょ?」
恋「私にとっては、これが普通なのですが」
かのん「疲れちゃうのっ。だから……ね?ほら、こっち」
4: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 17:59:50.68 ID:q57G2KSm0
かのん「……やっと来てくれた」
恋「これで、良いでしょうか」
かのん「まだまだ。もっと寄って寄って」
恋「で、でもこのままだと密着してしまいますが」
かのん「それでいいって言ってるの」
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