カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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73:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2021/12/09(木) 02:08:53.58 ID:4yq8c2840

「鉄の皿は園芸用の鉢皿かな。硝子皿が今の話通りだとすると、
時限発火装置? だけど、ピースが足りない」

「どういう事?」

ぶつぶつ呟く路留の言葉に、園子が言った

「うん。あのドラッグストアやコンビニエンスストア等で購入出来る、
口がリング状で角や棘の無い滑らかな鈍体に対しては
8インチやそこらどころか水筒の代用が利くぐらい悠々伸びる程の
非常な強靭さと収縮性と密着力を発揮するゴム製の袋に酸性の薬品を入れて、
袋が溶けて破れた袋から液体が漏れ出す事を利用した
時限発火装置と言うのはあるんだ」

「だけど、あれだけだとピースが足りない」

真純の言葉に、路留が同じ言葉を言う。

「そうね。あのドラッグストアやコンビニエンスストア等で購入出来る
口がリング状で、角や棘の無い鈍体、特に表面が滑らかにつるつるとした物体に
下向きに引き延ばす様に密着させながら包み込んだ場合には
極めて高性能の収縮性と強靭さと密着性を発揮する
あのゴム製の袋にある種の酸性の薬品を入れたとして、
それで時限発火装置を成立させる為には、
それでゴムが毀損して破れたゴムの袋から漏れ出した液体が
別のものと結び付いて熱を生み出す必要がある。
あれだと、只、ゴムの中に注がれたものが
穴があったのか隙があったのかで溢れ出して皿にたまった様にしか見えないし、
見た感じ安物の硝子皿に高熱が発生した形跡も見えない」

哀も、自分が見た限りで把握した状況を口に出す。

(ボウルの天井には穴、目打ちか何かか? 何かがこびりついて………)

考え込んでいたコナンの体が、
襟首を掴んだ小五郎の手でゆっくり浮上していた。


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