カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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71:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2021/12/09(木) 02:00:31.34 ID:4yq8c2840

「こぉらっ、ガキが現場をうろちょろするんじゃねえっ!!」

「ごめんなさーいっ」

小五郎に襟首を掴まれたコナンの側に、
追い駆けて来た形の他の面々も到着する。

「い゛っ」

そして、園子は長机の上を見て張り付いた声を出す。
長机の上には、大きな金属のボウルと直系15センチぐらいの硝子皿、
もう少し大きな鉄皿、シャーレ、ターボライターが置かれていた。
硝子皿には透明な液体が薄く張られ、鉄皿には燃え滓、
シャーレの上にはピンク色と黄色がもつれ合った様な物体が見える
ターボライターは、横向きに着火する小型の使い捨てタイプだった。

「ねえ、元々こんな風に置かれてたの?」

「どうなの?」

「いえ」

コナンに続く佐藤の問いに、鑑識係員が応じる。

「ライターは床に落ちていてました。
元々、この二枚の皿の上にボウルが被せられていて、
ボウルから皿がはみ出していました。
これは硝子皿の上に乗せられていたんですけど、
放っておくと溶けてしまうのでこちらに」

係員が、佐藤にタブレットを見せながら
シャーレの上の物体を指して言った。

「この燃え滓って、燃え尽きてたのかなぁ?」

コナンが言い、佐藤が鑑識に耳打ちする。
警察、特に警視庁にはやたらと顔が利くコナンだが、
今日の警視庁刑事部鑑識は、
多摩地方担当の中でもコナンと馴染みのなかった係だった。


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