カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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177:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2025/04/12(土) 03:42:27.07 ID:czXWw4F90

「………だとすると………」

「あの学ラン女よ」

低いが迫力のある声を聞き、コナンは顔を上げながらたじろぎそうになる。
そんなコナンの前方に、灰原哀が木陰からぬっと姿を現していた。

「灰原」

「あの学ラン女の、特に交友関係を徹底的に洗うべきね」

「ミチルのか?」

「第一発見者を疑うのはセオリーでしょう。
例え直接犯人じゃなくても何等かの関わりが出て来るかも知れないわ。
だから、あの学ラン女の交友関係人間関係を
徹底的に念入りに入念に洗い直して、
あのおっ学ラン女の周辺に不穏な人間関係が存在していないかどうかを
塵一つ逃さず徹底的に調べ尽くす必要があるわね」

江戸川コナンは、灰原哀とはそれなりに深い人間関係と言える間柄である。

哀はコナンの現在の身の上にも深く関わっている上に、
文字通り命懸けの修羅場その他、本来は高校生探偵であるコナンの
甚だしくドラマチックな場面を共にする機会も矢鱈多く、
それは、コナンにとっては、
体感として二十余年にも匹敵しようかと言う濃度を伴う
壮絶な人生経験を共にして来たと言う事だった。

そうした経緯を踏まえた所、まあ、平常運転の対応で大丈夫だろうと、
そう結論づける事が出来る程度には、江戸川コナンは
今の灰原哀の目の下の隈と三白眼が意味する所を理解していた。

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今回はここまでです>>169-1000

続きは折を見て。


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